手術後に気を付けること
白内障手術後は,良好な経過を得るためにいくつかの注意点があります。これを守って,早く良好な視力が回復できるように心がけましょう。
手術直後の注意
- 手術終了時には眼帯が施されますので,片目での歩行となります。片目の歩行は,平衡感覚や距離感に不調が生じますのでご注意ください。
- 手術中の薬剤の影響で,体がふらついたり頭がボーっとしたりすることがまれにあります。このような場合には無理をせずに,院内で十分に休んでから帰宅されるようにお願いいたします。
- 荷物が多い場合には,体に負坦がかかり術後の経過に悪影響が出る場合がありますので,なるべく荷物を少なくしてください。
- お体が不自由な方(ひざ等に病気があり,歩行が不自由な方など)は,付き添いの方を同伴されるか,お車で帰宅されるようにご準備ください。
帰宅後の注意
- なるべく早めに横になって休むように心がけてください。
- 布団のあげおろし程度の日常動作は可能ですが,なるべくうつむいたり下を向かないように心がけてください。
- 帰宅してから軽い頭痛や,目の異物感を自覚することがあります。このようなときは,がまんせずに指示されたお薬をのんで早めに休むようにしてください。
痛みがひどい場合には,すぐにご連絡ください。
- 帰宅後にお体の変調を自覚したときには,遠慮なく別紙の緊急連絡先までご連絡ください。
術後の安静
一般的な外科手術と異なり,基本的には日常の動作の制限はありませんが,基本的にはご自宅にいても病院に入院しているようなおつもりで,安静にしてください。
なお,詳細につきましては,「当院の白内障手術後の安静の目安」を参考に無理のない行動を心がけてください。
術後の痛みについて
術後の痛みの感じ方は,麻酔の効き具合によって様々ですが,軽い異物感(ゴロゴロする感じや,チクチクする感じ)を感ずることがあります。これは,目に傷をつけたためにおこる正常な感覚で問題ありません。早めに痛み止めを服用して横になって休んで下さい。
術後の頭痛も,目の中の圧力の変化や,瞳の部分を刺激するような手術中の操作や,薬物の使用にともなう正常な反応ですので,心配はありません。
万一強い吐き気を感じたり,嘔吐したときには,早めにご連絡ください。
術後の点眼
術後の点眼は,術後の合併症を防ぐための大切な治療法です。
点眼が指示どうりに行われないと,傷の直りが悪くなったり,術後の視力不良の原因になることもあります。また,点眼の方法に誤りがあると,目を傷つけてしまったり,点眼の効果が不十分になることがあります。
点眼の方法に自信のない方は,術前に指導させていただきますので,遠慮なくお申し付けください。
術後の通院
手術翌日は,手術翌日,3日後,1週間後,2週間後,1か月後,3か月後,6か月後までの診察が原則となりますが,病状によっては,短縮される場合もあります。また,ほかの施設からの紹介の場合は,紹介者の先生に術後の診察を依頼することもできますので,ご相談ください。
術後の体調の変化
術後は,薬の影響その他でで多少眠くなりますが,心配ありません。
胸部の痛み,強い吐き気,ひどいめまい,激しい頭痛など体調に異常を感じた場合は遠慮なくご連絡ください。
また,万一,胸部の激痛,呼吸困難などの重篤な異常があった場合には直ちに直接救急医療機関を受診してください。さらに当院へもご連絡下さい。